YUKI MAEKAWA

前川 祐紀まえかわ ゆき

TRAINING

前川選手が、冬ランの楽しみ方と防寒対策についてをアドバイス

今回は5000mで期待される前川祐紀選手が、冬のランニングの楽しみ方やオススメの防寒対策を語ります。

2019.03.22 FRI

出不精になる冬。寒いとなかなか走る気力が湧かず、ランニングから遠ざかりがちです。そこで今回は、前川祐紀選手が、冬のランニングの楽しみ方や注意点、そして前川選手オススメの防寒対策をお届けします。

プロランナーが実践している冬ラン対策を参考にして、寒い冬でも楽しく走りましょう。

ADVICEランニングのプロからのアドバイス

澄んだ空気の中で冬ランを楽しもう

寒い冬は外出も億劫になりがちですが、一般的に冬のランニングは良いタイムが出ると言われているので、暖かい時と変わらずにランニングを楽しめるといいですよね。実は私も冬ランは苦手。寒いよりも暑い方が得意なのですが、そんな私でも冬に走ることを楽しめる方法を探しています。

例えば夏と冬の違いの一つは、空気が澄んでいることではないでしょうか。特に朝はそれが顕著ですよね。私の練習コースは河川敷なのですが、そこで走っていると天気の良い日は富士山がクッキリと見えて、そんな日はラッキーだな、と思います。皆さんも、空気がきれいな冬のランニングでは素敵な景色を見つけて気分を上げて走ってみて下さい!

冬ランに欠かせない足湯

冬は寒さで筋肉が硬直しているので、ストレッチでしっかり筋肉をほぐして、身体を温めてから走ることを心掛けてください。冬は夏よりも長めにストレッチをすることは一般的ですが、私の場合は、トレーニングの前に足湯をして温めています。足首が浸かるくらいまで温めれば十分。お風呂にお湯を入れて、身体がポカポカしてくるくらいまでつけていると、走りやすさが増します。

また、ランニングの後は手洗い・うがいをしっかり行うこともお忘れなく。また、汗で濡れたウェアを着たままクールダウンするとすぐに冷えてしまい体調を崩すこともあるので、着替えてからストレッチすることをオススメします。そして、ランニング中は、マスクをつけて保湿を心掛けることも冬ランの注意点です。

「首」とつく部位を完全防寒、身体の露出も控える

夏と冬のランニングの一番の違いは服装ではないでしょうか。寒さが苦手な私の冬ランは完全防備。スポーツ用の耳まで隠れるニット帽、短めのネックウォーマー、そしてランニング用の手袋などを身につけて、肌が出ないようにしています。ウェアもTシャツの上に長袖Tシャツなどの保温性の高くて薄いもの、その上に厚めのウィンドブレーカーを着ています。ロングパンツは、裾が広がっているものよりもスリムなパンツが走りやすいですね。そして重宝しているが薄いダウンジャケットです。暖かいのに軽い上に動きを制限されないから最適です。

そして、防寒対策で大切なポイントは「首」とつく部分を寒さから守ること。ネックウォーマーで首、手袋で手首、普段よりも長めのソックスで足首をしっかり隠してください。それだけで、十分に寒さ対策ができます。

しかし、レースとなると、露出度の高いウェアで走らなければいけませんが、そんな時はホットクリームを露出している部分につけることをオススメします。これにアームウォーマーもつければ、かなり寒さを感じずに走ることができますよ。

早速、冬も走ってみよう!と思った方に向けて、「冬ランの注意点」をご紹介します。

Vol.08

風邪・乾燥対策で冬ランを楽しく

湿度・気温が低い冬は、夏に比べて長い距離を走っても身体への負担が少ないため走りやすく、多くの大会が開催されます。しかし気候的には走りやすい反面、風邪などの感染症や肌の乾燥対策がいつも以上に必要になります。

手洗い・うがいは感染症予防の第一歩

「帰ってきたら、手洗い・うがいをする。」子供のころから、学校や家庭で何度も言われてきた事です。感染症にかかる原因の多くは、手に付着したウィルスが口や鼻、目などの粘膜から体内に入ることから起こります。外出後は石けんなどを使用して、手に付着したウィルスなどをきれいに洗い流す習慣をつけましょう。

まず「手洗い・うがい」。基本的なことですが、楽しくランニングして感染症を予防するための第一歩です。

免疫力を高める食品で風邪を予防する

腸内環境を整えておくと、美容と健康、さらには脳の健康にも効果的なことがわかっています。腸は身体に取り込んだ栄養素を消化・吸収する器官。ランニングに特に必要なタンパク質をしっかりと吸収すれば、ランニングも効率よくレベルアップすることもできるでしょう。

その腸の環境を正常に保つには、乳酸菌などの良質な菌類が欠かせません。ヨーグルトや納豆、キムチなどを積極的に摂るほか、サプリメントを活用してもいいでしょう。腸がストレスを抱えていると、運動機能はもちろん脳にも影響を及ぼすことが分かっています。腸に良い菌を摂って、心身のコンディションを良い状態にしておくことが、ランニングにも良い効果につながるでしょう。

前川 祐紀YUKI MAEKAWA

資生堂ランニングクラブ

元々陸上部ではなかったが駅伝大会で好成績を収めたことで、高校から陸上を本格的にスタート。全日本大学選抜女子駅伝では準優勝し2017年から資生堂に入社した。趣味は漫画を読むことで、愛読書は少年ジャンプ。また休日には買い物や映画を見ることが多く、お気に入りの映画は2回鑑賞することも。今後も3,000mや5,000mのトラック種目で自己ベスト更新を目指し、将来的にはパリ五輪でトラック種目の日本代表になることを目標にしている。